東京・豊洲市場で初競り 築地から移転、開場 当初から2年遅れ

[ 2018年10月11日 08:08 ]

開場した豊洲市場で行われたマグロの競り
Photo By 共同

 「日本の台所」と呼ばれた東京・築地市場の移転先、豊洲市場(江東区)が11日、開場した。小池百合子知事が安全性への懸念などを理由に移転延期を表明したため、当初より約2年遅れ。同日早朝から、新市場で初めての競りが行われた。

 豊洲市場は築地市場の老朽化などを理由に、都が東京ガスの工場跡地に整備した。敷地面積は約40ヘクタールで、築地の約1・7倍。建物は閉鎖型で、産地から店舗まで魚や野菜を低温管理して鮮度を保つ「コールドチェーン」機能を持つほか、衛生面の管理も強化した。

 一般客の見学や、物販・飲食店の利用は13日から。マグロの競り見学は年末年始の繁忙期を終え、市場が落ち着く来年1月15日から始める予定。築地では間近で競りを見ることができたが、豊洲は一般客の動線を分けており、ガラス越しに見学する。

 豊洲市場を巡っては、小池氏が2016年8月に移転延期を表明後、建物下に土壌汚染対策の盛り土をしていなかったことが判明。地下水からは飲み水の環境基準を大幅に超える有害物質ベンゼンなどが検出された。

 都は追加の土壌汚染対策工事を実施。今年7月に都の専門家会議が安全性を評価し、小池氏の安全宣言を経て開場にこぎつけた。ただ、地下水調査で依然として環境基準の100倍超のベンゼンを検出している地点があり、都は今後もモニタリングを続ける。

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