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評価の一方で…豊洲市場 不安の開場 駐車場不足、アクセス問題、渋滞懸念

開場に向け、豊洲市場で準備に追われる関係者
Photo By 共同

 東京・築地市場(東京都中央区)から移転した豊洲市場(江東区)が11日午前0時、開場した。地下水や土壌の汚染問題に揺れた新市場は、小池百合子知事の判断によって当初より約2年遅れのオープン。駐車場不足やアクセスの悪さが指摘される中、業者は不安を抱えつつ新たなスタートを切った。

 83年の幕を下ろした築地市場に代わる新市場。水産物や青果物の卸売場では11日午前0時から卸売業者と買い手が取引を開始した。

 市場で働く約900業者は6日の築地閉場後から小型運搬車ターレを自走させたり、荷物を搬入して引っ越しを急ピッチで済ませた。都によると、備品や水槽などの荷物が、2トン車約5300台分運び込まれたという。

 開場を翌日に控えた10日には豊洲市場では、慌ただしく門を出入りする人や、フォークリフトを運ぶトラックなどの姿が見られた。

 当初は2016年11月に開場予定だったが、小池氏が安全性への懸念などから延期を表明。その後、土壌汚染対策の盛り土をしていなかったことなどが判明。今年7月に追加工事が終了し、小池氏が安全宣言した。

 築地市場から約2・3キロ離れた工場跡地に約6000億円をかけて整備。敷地面積は築地の2倍近い約40ヘクタール。外気を遮断した密閉型の施設は小動物や虫、ほこりなどを遮断して清潔度がアップ。また、空調を完備し、産地から消費者まで低温や冷凍状態のまま食品などを運ぶ「コールドチェーン」という流通の理想型を目指す。

 業者から「食の安全という面で格段に進歩した市場」と評価する声が上がる一方で「駐車場は足りず、市場への入り口が分かりにくい。市場の内外で相当な渋滞が起きるんじゃないか」と不安の声も上がる。マグロ仲卸業者の男性(56)は「最初は何だって混乱する。築地も完璧じゃなかった。豊洲でもうまく合わせてやっていくしかない」と前向きに話した。

[ 2018年10月11日 05:30 ]

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