墜落ヘリ9人全員死亡 群馬県、防災航空隊員ら 運輸安全委、現地で調査

[ 2018年8月11日 14:01 ]

 群馬県の防災ヘリコプター(天海紀幸機長)が同県中之条町の山中に墜落した事故で、県は11日、防災航空隊員ら搭乗者9人全員の死亡を確認したと明らかにした。いずれも機体の残骸周辺で発見され、航空自衛隊のヘリが10日に2人、11日に7人を収容した。

 運輸安全委員会の航空事故調査官3人も現地調査に入った。県警は実況見分を実施した。

 県警の警察官や自衛隊員らは午前5時15分ごろ、ヘルメットにリュックサック姿で一列になり、登山口から山中へ。県によると、消防も合わせて約160人が地上から現地に入った。

 墜落したヘリには防災航空隊員4人と吾妻広域消防本部の5人が搭乗。11日に全面開通した群馬、長野、新潟県境の稜線を結ぶ登山道「ぐんま県境稜線トレイル」の状況を上空から確認するため飛行中だった。

 10日午前9時15分ごろに前橋市内のヘリポートを離陸。同9時28分に「西吾妻福祉病院に到着した」と、地元の消防本部に無線連絡があったのが最後の交信だった。衛星利用測位システム(GPS)を用いた位置情報によると、その後登山道のある尾根沿いを北東に進み、予定ルートの途中で旋回、同10時1分に情報が途絶えた。

 運航は東邦航空に委託。防災航空隊員のうち天海機長と整備士の2人は同社社員だった。フライトレコーダー(飛行記録装置)は搭載していなかった。

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