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おかやま山陽ナイン 夏の甲子園地方大会初戦直前、被災地救援

倉敷市真備町地区の被災家屋の片付けに奮闘するおかやま山陽高校の野球部員
Photo By スポニチ

 西日本豪雨の被害は12日も拡大を続け、死者は200人に達した。いまだ多くの人の安否が不明で、岡山、広島、愛媛県などでは警察や自衛隊、消防が7万人以上の態勢で捜索を続けている。そんな中、町の大半が水没した岡山県倉敷市の真備町地区では、「第100回全国高校野球選手権記念大会」を目前に控えた球児らが「自分たちのできることを」と土砂撤去などに汗を流している。

 町の4分の1が水没した真備町地区では、家屋の片付け作業に奮闘する球児の姿が見られた。昨夏の甲子園に初出場し、今春もセンバツに出場した強豪・おかやま山陽のナインらだ。

 同校は倉敷市の隣の浅口市にあり、真備町地区からも多くの生徒が通学している。野球部では、昨年から4番を打つ井元将也内野手や女子マネジャーらの地元でもある。堤尚彦監督によると、部員らは11日から現地で片付けの手伝いをしているという。

 真備町では堤防が決壊し、町の3割を超える約5000棟が浸水。50人が亡くなった。水はほぼ引いたが、がれきや泥の片付けは進まず、避難所に多くの人が身を寄せている。

 野球部の“お手伝い”はマネジャー宅から始まり、その親類宅やOB宅、口コミで来た要請もあり、それぞれ10〜30人が向かった。部員数約100人の大所帯だが、控え選手だけでなく、試合のない日はレギュラー陣も片付けに参加した。朝から作業し、午後からグラウンドで汗を流す部員もいたという。

 泥をかき出し、壊れた家具を運び出す。体力のある球児30人がかりでも、家1軒を片付けるのに8時間はかかる。夏の大会目前の大事な時期。それでも堤監督は「練習試合などもありましたが“今できることをしたい”と部員らも考えたのでしょう」と言う。

 3年生にとっては最後の夏。「もちろん試合は大事。でも、目の前でこれだけの犠牲者が出ている中で、野球をやっている場合か、という思いもある。今はできる限りのことをして、大会が始まったら両方を頑張るしかない」と指揮官。

 13日は開会式、14日は初戦の岡山工戦のため、片付けはひと休み。だが、15日は「(初戦に)勝って、また行きますよ」と2年連続の甲子園出場を目指す。

 ▼おかやま山陽高校 1924年に生石高等女子学校として設立。2002年に現校名に変更。進学、音楽、調理科など9学科がある。自動車科が10年に製作した、45・2センチの「世界一車高の低い電気自動車」はギネス認定された。空手道部はインターハイの常連校として知られる。卒業生には女子プロゴルファーの諸見里しのぶらがいる。

[ 2018年7月13日 05:30 ]

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