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松本元死刑囚 遺体“争奪戦”…本人の遺志は四女 妻らは代理人通じ自分たちへ

松本智津夫元死刑囚
Photo By 共同

 オウム真理教の松本智津夫元死刑囚(63)=教祖名麻原彰晃=ら7人の刑執行から一夜明けた7日、四女が東京拘置所を訪れ、遺体と対面した。松本元死刑囚が自身の遺体を四女に引き渡すよう伝えていたことも明らかになった。一方、松本元死刑囚の妻側は、速やかな引き渡しを求める要求書を上川陽子法相宛てに提出した。神格化に用いられる恐れもある教祖の遺体。その引き取り先を巡って早くも“バトル”が勃発した。

 四女はこの日午後2時ごろ、代理人の滝本太郎弁護士が運転する乗用車で東京拘置所に入った。松本元死刑囚の遺体と対面したほか、遺体や遺品の引き取りなどについて協議したとみられる。

 関係者によると、松本元死刑囚は6日の執行直前、東京拘置所職員に、自身の遺体を四女に引き渡すよう伝えていた。遺書はなかったという。

 これに対し、松本元死刑囚の妻らは、遺体と遺品を妻に引き渡すよう求める要求書を同日付で上川法相に提出。「遺体は祭祀(さいし)の対象となるものであり、慣習上、その承継者の第一は配偶者である」と主張している。遺体を引き取った場合、極秘に安置し、葬儀もせず、家族だけで荼毘(だび)に付すとした。遺骨については「当面、金庫に厳重に保存管理する」としている。松本元死刑囚は元教団幹部の妻との間に2男4女がいる。関係者によると、要求書には妻と次女、三女、長男、次男が署名。長女と四女が含まれていない。要求書は長女について「次女が(賛同の)意思を確認した」、四女について「賛同してくれるものと考えている」としている。

 松本元死刑囚が四女を遺体の引き取り人としたことに、妻側は「あり得ない」と反論。東京拘置所の医師が今年5月10日付で出した「(松本元死刑囚との)会話は成立しない」との陳述書を根拠として添付した。「遺体を(妻に)引き渡さないための口実ではないか」とも主張している。

 一家は「妻と次男」「次女と三女と長男」に分かれ、長女と四女はそれぞれ独立しているとされる。妻と次男は後継団体アレフに近いとの見方もある。四女は昨年11月、両親と縁を切る目的で、自分の相続人から両親を除くよう横浜家裁に申し立て、認められたとして、都内で会見。「家族や元信者とも連絡を取っていない」と強調していた。この日、滝本弁護士のブログを通じて「被害者の方、ご遺族の方に深くおわびする」と謝罪した。

 遺体の扱いを巡っては、警察、公安当局が教祖の神格化に用いられる恐れもあるとみて、関心を寄せている。

 一般的に死刑囚の遺体は配偶者、子供、両親兄弟の順番で引き取られるが、刑の執行前に本人が指定もできる。引き取りが拒否された場合は拘置所内で葬儀をし、火葬される。

 <遠藤元死刑囚の遺体はアレフ施設へ 教祖崇拝貫く>松本元死刑囚とともに6日、東京拘置所で刑が執行された元幹部遠藤誠一元死刑囚(58)の遺体が7日夕、同所から搬送され東京都足立区の「アレフ」の施設に運ばれた。遠藤元死刑囚は松本元死刑囚への崇拝の姿勢を崩していなかった。松本元死刑囚により四女の婚約相手にもなっていた。公安調査庁では遠藤元死刑囚の遺体が神格化される可能性もあるとみて警戒を強めている。

[ 2018年7月8日 05:30 ]

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