飼い犬は“シロ”「紀州のドン・ファン」死去 捜査関係者は「まだまだ時間がかかるのでは…」

[ 2018年6月23日 05:30 ]

 和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた野崎幸助さん(77)が、5月24日に急性覚醒剤中毒で死亡したことを巡り、野崎さんより18日前に死んだ飼い犬・イブから覚醒剤の成分が検出されなかったことが22日、捜査関係者への取材で分かった。もがき苦しんだ末に死んだというイブの“シロ”判定で、疑惑の解明にはつながらなかった。県警は引き続き野崎さんが覚醒剤を摂取した経緯について調べている。

 野崎さんの自宅庭に土葬されていたイブの死骸は7日に掘り起こされ、外部の専門機関で調べが続けられていた。21日夕、血液や臓器などから覚醒剤の成分は検出されなかったとの結果が出たという。イブの死骸は「親族らに返還する形になる」(関係者)とした。

 野崎さんの死について、県警は殺人容疑で自宅や関係先を捜索したが、覚醒剤が見つからなかったことも判明。これまでの捜索では、野崎さんの体には注射痕がなく、遺体の周辺からビニール製の小袋などは見つかっていない。

 県警は野崎さんが経営する会社や自宅などから、約2000本のビール瓶をすでに押収。20日に続き、22日にも会社を家宅捜索したが、新たな証拠は出なかったとみられる。また、野崎さんと生前、関係のあった3人の女性について、従業員らから改めて事情を聴いていることも判明。関係者の洗い出しを進めているが、証拠の一つ一つを丁寧につぶしていく丁寧な捜査を強いられており、捜査関係者は「まだまだ時間がかかるのでは…」と話した。

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