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酒販売禁止で暴動クリア!!フリーガン対策キックオフ モスクワ

第17回W杯・日本−ロシア。モスクワ市内で暴徒化し車を横転させるサッカーファン。
Photo By AP

 4年に1度のサッカーW杯がいよいよ14日に開幕する。スポニチ社会面、芸能面でも、さまざまな関連ニュースを掲載。世界中からサッカーファンが集まる開催地ロシアでは、治安対策が本格化。ウオッカに象徴されるように、国民が酒に強いイメージがあるが、フーリガン対策で首都モスクワでは酒の販売が期間中に禁止される。

 英メディアなどによると、開幕戦、決勝など12試合を行うモスクワでは、試合前日と当日、スタジアムから半径2キロのパブ、レストラン、酒店で酒の販売が禁止される。また、ガラス瓶入りの飲み物も同様の措置が取られる。酒に酔ったサポーターによる暴動や、ガラス瓶がピッチに投げ込まれることを防ぐ目的のようだ。今大会では北西部のルジニキ・スタジアムと南西部のスパルタク・スタジアムの2カ所を使用する。

 ロシアは成人1人あたりの年間アルコール消費量が10リットルで「酒は燃料。飲めなきゃロシア人じゃない」と言われるほどの飲酒大国。

 2016年にフランスで開催されたサッカー欧州選手権では、酒に酔ったロシアとイングランドのサポーターが騒動を起こし、36人が逮捕された。今回は開催国という立場。自治体や警察も治安維持に躍起になっている。

 モスクワ以外の試合会場でも、酒の販売には規制がかかる。24日の日本―セネガル戦など4試合を行う中央部の都市エカテリンブルクでは、試合3時間前から1時間後まで、スタジアム周辺での酒の販売を禁じている。

 また、モスクワなど各都市で大会期間中、火事を防ぐためバーベキューも禁止。シャシリクという串焼きが有名で、普段は街中に屋台も出ているが、大会期間中は見つかれば罰金が科されるという。

 政府や自治体は初めて開催国として迎えるW杯で成功を収めるため、国を挙げてトラブルの芽を摘んでいく構え。国民も全面協力で挑むことになりそうだ。

 【ロシアの酒事情】

 ▼代用酒 現在もアルコールを含む安価な化粧品などを代わりに飲むことが横行。2016年、東シベリアのイルクーツクでアルコールの入った入浴剤を飲んだ70人以上が死亡。代用酒による中毒死者は年間1万4000人以上に上る

 ▼工業用アルコール 2006年、北部のプスコフ州で工業用アルコールを含んだ「偽物ウオッカ」を飲み、2カ月で約500人が入院した。同州では非常事態宣言を発令

 ▼世界の約1.61倍 2016年にロシア当局が発表したデータによると、同国の成人1人あたりの年間アルコール消費量が10リットル。WHOによると世界平均は6.2リットル。ロシア当局は09年と比較して33%の減少と胸を張った

 ▼死因の30%以上 WHOのデータによると、同国の死因の30%以上がアルコールによるもの。急性アルコール中毒、肝硬変、自殺など多岐にわたる

 ▼専門省庁 08年には「連邦アルコール市場規制庁」を設立。課税強化や夜間の酒類販売規制などの措置をとっている

[ 2018年6月14日 05:30 ]

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