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歴史的1日になるのか…史上初の米朝首脳会談 5つのポイント

シンガポール入りした北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長
Photo By AP

 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が12日、シンガポールで史上初となる米朝首脳会談に臨む。長い期間、敵対関係を続けてきた両国の首脳だが、最大の焦点となる朝鮮半島に非核化の道筋をどうつけるのか。また日本人拉致問題は…。世界中が注目する歴史的会談の5つのポイントを専門家が解説した。

 かつては相手を「ロケットマン」「老いぼれ」などとののしり合った両首脳の会談が午前9時(日本時間同10時)、五つ星ホテル「カペラホテル」で幕を開ける。米国が北朝鮮に求めているのは「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」。日本を含めた北東アジアの平和秩序構築にもつながるだけに、予定される“2時間一本勝負のシングルマッチ”に全世界の注目が集まる。

 この歴史的会談のポイントは(1)完全な非核化への道筋(2)二人きりでの2時間会談の理由(3)朝鮮戦争終結(4)今後の米朝首脳会談の展開(5)拉致問題の進展、が挙げられる。

 (1)非核化について米側は、2020年までと期限を区切って提案する可能性がある。コリア・レポートの辺真一氏は、想定期限を「20年末には米大統領選が行われ、北の5カ年経済計画の最終年にあたる。成果が欲しい両首脳の思惑が一致している」と指摘。北が行動に移せば経済制裁も段階的に緩められるという。

 (2)通訳は帯同するものの初対面での膝詰め会談は、トップダウンの重要性を理解する2人だからこそ実現したとみる。「両首脳ともワンマン。事務方同士がチンタラ交渉しても、決めるのは“親分”しかいない。両国とも構図はよく似ている」(辺氏)とした。

 (3)朝鮮戦争の終結は実現の見込み。1953年からの休戦状態にピリオドを打つことは、同時に金体制の保障を意味することになる。

 (4)今後の米朝会談が7月に平壌で、9月にニューヨークで立て続けに行われるとの情報も浮上。「朝鮮戦争の休戦協定調印記念日は7月27日で今年は65周年の節目。10月にはノーベル平和賞受賞者発表、11月には米国の中間選挙がある。両氏にとって会談開催は自国へのアピール材料となる」と分析した。

 (5)日本人拉致問題は安倍晋三首相が11日夜、トランプ氏に電話をかけ議題にすることを念押し。トランプ氏は「100%保証する」と述べたとされるが、辺氏は「日本と話し合えるよう肩を貸すよという程度になる」とし、今回は大幅前進しない可能性を示した。

 中国の後ろ盾を誇示するかのように、中国機でシンガポール入りした正恩氏は目上を立てることにたけており、年上を懐柔するのが得意。“一流ビジネスマン”のトランプ氏は「とても興味深い会談になる」と自信満々。どちらが主導権を握るのか目が離せない。

[ 2018年6月12日 05:30 ]

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