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佐々木翔 選出の大きな意味 新生日本代表

日本代表・森保監督
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 森保監督が初陣となる新生日本代表のメンバーを発表した。兼任する五輪代表がアジア大会で参戦中のため、このチームからは選出を回避し、また海外クラブに在籍するロシアワールドカップメンバーの多くも招集を見送られた。これにより、まさに“新生”と呼ぶに相応しいフレッシュな顔ぶれとなった。

 筆者は、以前は「日本代表はどんな試合であれ、年齢に関係なくその時点で最強と謳われるメンバー構成であるべき」との考えであったが、これはすっかり改めている。海外クラブへの移籍が日常的になった今日では、それはまるで現実的ではない。もちろん一国の代表であり、国旗を胸に戦うのだから、選出された選手も、サポーターやファンばかりでなく国民の多くも、自信と誇りを抱けるチームであり、メンバーであるのが理想だ。だが、チーム作りは綿密な計画と、その局面でのテーマがあっても紆余曲折の成長線を描くもの。海外クラブ側の事情も重なってくるだけに、常に最強で、とは言ってられない。臨機応変にテーマを掲げていく必要がある。

 9月の親善試合2戦は結果的にも間口が広がる形となったが、始まりとしてはむしろ歓迎すべきことなのかもしれない。まだチームを固める、戦術を徹底するというテーマは先の話であり、多くの選手にチャンスがあるというメッセージが内包された試合となる。今回招集されなかった選手も所属クラブでの活躍次第で日の丸を背負うことができる。サバイバルの始まりはそこかしこのチャンスが似つかわしい。

 平均年齢はロシアワールドカップメンバーから3歳ほど若返って約25歳となった。堂安律(フローニンヘン)ら海外で実績を築きつつある初招集選手にも期待が集まる。

 彼ら4人のなかで個人的に注目するのが広島の佐々木翔選手だ。10月で29歳になるDFは、じん帯断裂で2度の長期離脱を乗り越え、今回チャンスを手にした。大きく若返ったメンバーのなかで、28歳での初招集、かつ国内で自らの価値を高めてきた。彼の招集はJリーグでプレーする選手たち、さらには年齢的に若手とは言えなくなった選手たちにも「チャンスはある」「見てくれている」というメッセージとなって伝わっていることだろう。「心情的にはある」と、アジア大会組の追加招集の可能性も示唆した森保監督の下、新たなサバイバルを迎えた選手たちが、どんな代表チーム像を創っていくのか。

 何事も始まりはワクワクするもの。胸を高ませつつ、森保丸の船出を見つめたい。(山内雄司=スポーツライター)

[ 2018年8月31日 16:00 ]

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