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昨年の経験がいきた星稜 特筆すべき2トップにも注目

<星稜・前橋育英>延長戦の末に初優勝、トロフィーを掲げ歓喜の星稜イレブン
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第93回全国高校サッカー選手権大会・決勝 星稜4―2前橋育英
(1月12日 埼玉スタジアム)
 高校サッカーは1月12日に埼玉スタジアムで決勝戦が行われ、延長の末に4-2で星稜(石川)が前橋育英(群馬)を下して初優勝。石川県に初めて優勝旗を持ち帰った。レベルの高い、決勝戦にふさわしい、いい試合だった。ちょっと前までは中盤でゆっくりパスを回し、ポゼッションを重視するチームが多かったが、決勝に出場した両校はともにゴール前まで早くボールを運び、スピーディーな攻撃をしていた。レアル・マドリードやアギーレジャパンもそうだが、世界のサッカーの傾向と同じだ。そして、ただ早いだけでなく、選手個々がしっかりした技術も持っていた。いい傾向で素晴らしかった。

 星稜が1-2と逆転されても崩れなかったのは昨年の経験だと思う。決勝で2点リードしていながらアディショナルタイムで追いつかれて準優勝に終わった悔しさが残っていたのだろう。昨年のレギュラーが5人残っていたのも大きかった。今大会の1回戦で鹿児島情勢にPK戦で勝ったが、最後まで諦めない攻撃、守備の粘り強さがあった。高校総体の準々決勝で前橋育英と対戦し、1-2で敗れた試合も見たが、大きく成長していた。

 特筆するべきは2トップで、大田は柔らかさもあってボールを受けるのがうまい。森山は強さがあっていい組み合わせだ。森山は決勝戦の延長で2点決めたが、2点とも足を振り切っているのがいい。ただ、2点目はチームが戦術的に時間を使い出していた状況で、1人だけシュートを打ってしまった。決まったからいいが、外れてカウンターをされて追いつかれたらどうなっていたか。素質があるだけに、もっといい選手になるためには、そのあたりの冷静さも身につけてほしい。

 昨年の富山一に続いて北陸が連覇した。星稜の河崎先生が中心になって高校総体の時期に大会を開いて全国から強豪が集まるなど、強化に力が入っている。もう、サッカーに地域性はない。これからもっと強くなっていくと思う。(水沼貴史=元日本代表FW)

[ 2015年1月15日 05:30 ]

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