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カズ 天性のスーパースター

明治安田生命J2第1節   横浜FC1―0松本 ( 2017年2月26日    ニッパツ )

<横浜FC・松本>前半、ゴールを決めた野村(中)を祝福する三浦(右)
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 Jリーグが開幕、2月26日にはJ2の横浜FC−松本戦(ニッパツ)でこの日が50歳の誕生日だった横浜FCのFWカズこと三浦知良がスタメンで出場した。50歳で現役というだけでもすごい。単純に試合に出ること以上に日々のコンディション調整が難しい。ストイックにやらなくてはならないし、精神面の強さが求められる。

 カズは超満員のスタンドに「生涯現役」の横断幕を見つけると「涙が出てきそうになった」と話していた。それはカズのサッカーに対する純粋さとここまで積み上げてきたものから、サッカーをやってきた喜びがあるからだ。

 私が初めてカズと会ったのは89年に日本代表が南米遠征した時。アルゼンチンやブラジルへ行ったが、クリチーバにカズがいてたしか試合もした。当時ブラジルで試合に出始めていた頃で、カズは「日本代表も南米で試合をするようになったんですね」と、言っていた記憶がある。そして「僕もそうなりたい」と、日本代表入りを目標に掲げていた。それから4年で日本に戻り、Jリーグ初期の牽(けん)引車になり、スーパースターに上り詰めた。Jリーグ開幕の93年5月15日のヴェルディ川崎―横浜マリノス戦でも、カズも私もピッチに立って対戦したが、あれから25年たって、カズがまだ現役でやっているのには敬服させられる。カズは私たちを目標にやってきてくれたが、私も開幕戦で戦えたことは誇りだ。

 私は35歳で引退したが、体力もメンタルも「ここまで」というものを感じていないのだろう。カズを支えているのは気持ちだけでなく、チームメートや専属マッサーら何人もいる。さらに横浜FCというチームでなければできないことかもしれない。選手もカズと一緒にプレーできることがモチベーションになっているし、中田監督もカズを大事に使い、いい効果を出している。

 スタンドが満員になっただけでなく、取材に約200人と注目度はすごい。今、これだけ注目されるサッカー選手は他にいないし、CMも本田と同じぐらい多い。ピンクのスーツも似合うし、照れもなく着るところはすごいし、期待に応えられるところは天性のスーパースターだ。

 開幕からやっている選手は少なくなったが、Jリーグの歴史そのものだ。50歳は大きな節目だろう。60歳までは厳しいかもしれないが、ここからは1年1年行けるところまでやってほしい。(水沼貴史=元日本代表FW)

[ 2017年2月28日 14:00 ]

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