【コラム】ジローラモ

中国が“引退意向”の68歳名将を爆買い

[ 2016年9月9日 05:30 ]

広州恒大の監督に復帰すると報じられたマルチェロ・リッピ氏
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 06年W杯で母国イタリアを頂点へと導いたマルチェロ・リッピが来季、中国1部・広州恒大の監督に復帰します。先に指揮を執った12~14年シーズンではリーグ3連覇、13年にはACLを制覇しました。

 御年68歳。「もうベンチで指揮することはないだろう」と話していましたが、リッピはやっぱりお金が大好きなんでしょうね。驚くのは、今回のその契約内容です。年俸は実に2000万ユーロ(約22億8000万円)で3年契約。これはマンチェスターCのグアルディオラを抜いて監督としては世界トップの額のようですよ。

 しかし中国の“爆買い”は凄いですね。ご存じの方もいると思いますが、中国は今、将来的なW杯招致に向け、国を挙げてサッカーに力を入れているんです。お金に糸目を付けず、国内リーグに名将、スター選手を連れてきているのも、まさにそのため。さらにインテル・ミラノ、ACミランの買収に動いたのも、そういう背景があったようですからね。

 その証拠に、イタリアのある大臣が先日、中国を訪問した際、中国の大臣から「インテルは近い将来、必ず世界のトップに返り咲きます」と言われたようですよ。つまり、インテル買収には、国の後押しも裏にあったという何よりの証拠なんです。中国マネー恐るべし!(ジローラモ=サッカーコメンテーター)

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