【コラム】ジローラモ

サッキ“攻撃被害者”今度はマンチーニ

[ 2015年12月5日 05:30 ]

 アリゴ・サッキ。サッカーファンなら、一度は名前を耳にしたことがあるはずです。そう、80年代後半から90年代前半にかけ、ACミランで黄金期を築き、のちにイタリア代表監督を務めたあのサッキです。

 現在は監督業から退きましたが、戦術革命をもたらした指揮官として、今もイタリアサッカーのご意見番として威光を放っています。ただ、歯にきぬ着せぬその発言から、他人との衝突を招くことも多々あるのです。今回の被害者は、長友も所属するインテル・ミラノのマンチーニ監督でした。

 インテル・ミラノは今季、11月30日の敵地ナポリ戦に敗れ、首位から陥落したものの、目下2位と久々の優勝争いを繰り広げてます。その中で、サッキがマンチーニに対し「古いサッカーを展開している」とチクリとやったんですね。

 イタリアではここ数年、伝統的な守備的サッカーが時代遅れであるとの風潮があります。その中で、サッキはインテルをいまだに結果重視のサッカーに徹していると批判したんです。

 もちろん、マンチーニも黙ってはいません。「もし私もファンバステン、フリットらを指導すれば…」と、サッキがミラン時代、当時の世界的スターを擁して結果を出したとやり返したんです。まあどちらが正しいかは別に、まさにイタリアらしい口論と言えますね。(ジローラモ=サッカーコメンテーター)

続きを表示

バックナンバー

もっと見る