【コラム】ジローラモ

ミラノのライバル同士 対照的状況

[ 2014年10月31日 05:30 ]

インテル・ミラノ前オーナーで、同名誉会長の職を辞任したマッシモ・モラッティ氏
Photo By スポニチ

 長友が所属するインテル・ミラノが、内輪でいろいろともめているようです。先日、前オーナーのマッシモ・モラッティ氏が、名誉会長の職から退いたのも、それが原因でした。

 モラッティ氏は昨年、インドネシア人のトヒル氏に持ち株の約70%を譲渡する形でオーナーから退き、名誉会長としてクラブに残っていました。ですが、この時期にいきなり名誉会長を辞任すると発表したんですね。その原因が、現オーナーとトヒル氏との確執だったと言われています。トヒル氏が筆頭株主になったあとも、モラッティ氏は自らの意見が少しはクラブ内で尊重されると思っていたんですね。でもそれが全くなかったんです。

 今回の辞職もそのことが原因でした。チームが不調に陥り、いろんな提案をしたけど現体制は聞く耳さえ持たなかったんです。だからわざとマッツァーリ監督を公然と批判し、その翌日に辞任を発表したんです。

 トヒル会長もチームの不調で周囲からの風当たりが強く、誹謗(ひぼう)を浴びせられています。一方、本田が大活躍するACミランは、本田効果で日本からスポンサーによる多額の利益を得るなど、好対照な状況です。イタリアに限らず、スポーツの世界は結果が全て。結果で状況が一気に変わるんですね。(ジローラモ=サッカーコメンテーター)

続きを表示

バックナンバー

もっと見る