【コラム】ジローラモ

理論なき補強が招いたミランの混乱

[ 2014年3月21日 05:30 ]

チーム低迷で崖っぷちに立たされたACミランのシードルフ監督
Photo By AP

 本田の所属するACミランの混乱が収まらないですね。16日のホーム・パルマ戦にも敗れ、これで敗退が決まった欧州CLも含め6連敗ですからね。

 この状況だからなのか、チームももうバラバラらしいです。各クラブにはそれぞれ「夜の外出は何時まで」といった規則があるんですが、守っているのはMFモントリーボら一部の真面目なイタリア人だけで、その他の選手はバロテッリを筆頭にもうやりたい放題らしいです。ミランのサポーターが猛抗議したパルマ戦でも、サポーターはしきりに「午前0時に遊び歩いてろ」とコールしていましたから。

 もちろん、批判は選手だけではなくフロントにも向けられています。資金難もあり本田、エシエンらを移籍金ゼロで獲得したのは良いものの、チームづくりをする上でそれがきっちりした理論に基づいたものではないと言われているんです。だから、その多くの選手が結局、本職でないポジションで起用され実力を発揮できないでいると。トップ下ではなく2列目の右MFで起用されている本田はまさにその最たる例ですね。

 ガリアーニ副会長のはっきりしない去就も選手に不安を与えているようです。今季限りで退団するともっぱらの評判ですが、彼によって獲得された選手はみんな戦々恐々らしいですよ。混乱はまだまだ続きそうです。(ジローラモ=サッカーコメンテーター)

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