【コラム】ジローラモ

ユーベ戦の判定には過剰に反応してしまうんです

[ 2014年3月1日 05:30 ]

 今に始まったことではないですが、イタリアではしばしば審判のジャッジについて大きな議論に発展します。テレビのサッカー番組でも問題とされるシーンをVTRで何度も流して、評論家らが「ああでもない、こうでもない」と延々と議論するんですね。

 最近でも、23日に行われた試合でのジャッジについて、大論争に発展しています。首位ユベントス対トリノの一戦ですね。試合は1―0でユベントスが勝利。しかし、1―0の後半34分に、トリノのMFエルカドゥリがペナルティーエリア内でユベントスのイタリア代表MFピルロに倒されたプレーは、実はPKだったのではないかとほとんどの人が主張しているんですね。

 ユベントスのコンテ監督も試合後「PKでもおかしくなかった」と認めたぐらいですから、いかに怪しかったか分かると思います。しかもユベントス側に有利に働いたとされる判定があると、過剰に反応するのがメディア。トリノの地元紙はダンマリを決め込むんですが、それ以外の新聞は一斉に批判を展開するんです。

 過去に組織的に審判を買収したあの八百長事件のこともあり、ファンもいまだにユベントスに対して裏で見えない有利な力が働いていると疑っているんです。それは対戦相手のチームもそうだから厄介です。こういった報道もカルチョの一部とされているので、永遠になくならないとは思いますが。(ジローラモ=サッカーコメンテーター)

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