【コラム】ジローラモ

ミラン内紛さらに激化

[ 2013年11月29日 05:30 ]

 以前、ACミランがクラブ内でいろいろもめているという話をしましたが、混乱が収まる気配どころか、ますますひどくなる様相を呈しています。そもそもの発端は、オーナーであるベルルスコーニ氏の長女バルバラさんとガリアーニ副会長の仲たがいでした。

 ミランは今季、リーグ戦でここまで3勝5分け5敗と、名門とは思えない低迷ぶりを見せています。この体たらくに対し、将来的に父からクラブの全権を受け継ぐだろうと言われているバルバラさんが、現在補強など実務の実権を握っているガリアーニ副会長の責任だとしたんです。そこからこの2人は口もきかないほど関係が冷え切り、ついにはバルバラさんが父に、自分かガリアーニ副会長のどっちを取るか迫ったんです。

 父は結局、愛娘を取らざるを得なかったんですが、ガリアーニ副会長も長年自らの右腕として連れ添った間柄。簡単にクビとはできず、副会長の座を降ろす代わりに、政治の世界で同様のポストを用意してオファーしたんです。でも実は、それはガリアーニ副会長がミランを辞めた場合、多額の退職金を支払う義務が発生するので、それを避けようとした裏技だったんですね。

 ガリアーニ副会長にとっては当然、受け入れられないことで、水面下でパリSGなどのクラブと接触し、サッカー界に残ろうと画策しているようです。まだまだもめそうですね。(ジローラモ=サッカーコメンテーター)

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