【コラム】ジローラモ

恐るべしベルルスコーニ ミラン政治家的監督騒動でローマ痛手

[ 2013年6月7日 06:00 ]

続投が決まったACミランのアッレグリ監督
Photo By AP

 ACミランのアッレグリ監督が、来季も続投することが決まりましたね。欧州CL出場圏の3位でシーズンを終えてもなかなか去就が決まらなかったんですが、その裏ではいろんな思惑が働いていたようです。

 そもそも、ミランのベルルスコーニ名誉会長はあまりアッレグリのことを好きじゃないんです。プレー内容がスペクタクルさを欠くとして公然と批判を繰り返していましたから、解任されることはもはや既定路線と言われていたんです。

 でも、ガリアーニ副会長や多くの選手からの反対を受け、最終的に名誉会長が折れる形となったんですが、これで迷惑を被ったのが来季の新監督にアッレグリを候補に挙げていたローマです。ローマはシーズン中から解任の可能性のあったアッレグリと下交渉し、解任の場合はオファーを受けるという確約を得ていたんですね。もちろん、ミランもこのローマの動きを把握していましたから、ちょっとした意地悪を仕掛けたんです。

 アッレグリの去就は名誉会長とのディナーで決定することになっていたんですが、そのディナーの予定をわざと何度もズラしたんです。これでローマも動くに動けなくなり、来季の計画がまったく立てられなくなったんです。実際、来季の監督はまだ決まっていませんからね。ミラン会長はさすが元首相。まさに政治家のような動きです。(ジローラモ=サッカーコメンテーター)

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