【コラム】ジローラモ

“おとぎばなしクラブ”SPAL健闘2位

[ 2018年9月22日 07:00 ]

開幕戦ボローニャ戦を勝利したSPAL
Photo By AP

 今シーズンのセリエAは4試合を消化しました。首位はもはや国内敵なしのユベントス。C・ロナウドも加入し、リーグ8連覇を疑うものもいないくらい強さを見せています。

 その中で大健闘を見せているのが、2位のSPALです。

 SPALはエミリア・ロマーニャ州のフェラーリという小さな町に本拠地を置くクラブです。チームは一昨年に1968年以来となる1部昇格を果たすと、昨シーズンは終盤戦で巻き返して残留。今シーズンは大方の予想に反してスタートダッシュに成功しました。

 イタリアでは小さい町のクラブが健闘すると、現実離れしていることからおとぎ話に例えて称されます。最近では90年代に、人口2000〜3000人の小さなクラブ、キエボが限られた資金で飛躍した際におとぎ話に例えられましたが、今はSPALが新たなおとぎ話クラブとして脚光を集めています。

 脚光を浴びる要素のひとつが、地元の建設会社やボランティアの手で増築されたスタジアムです。わずか1カ月という突貫工事で収容人数が5000人ほど増え約1万7000人に。ユベントス、ACミランなどビッグクラブとの対戦へ、町は早くも大いに盛り上がっているみたいです。(ジローラモ=サッカーコメンテーター)

続きを表示

バックナンバー

もっと見る