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横浜・宮市、全体練習復帰でフルメニュー消化「試合に出られる状態」 最短で13日ルヴァン杯名古屋戦から

[ 2024年10月7日 15:07 ]

練習後の取材で回復ぶりを説明した宮市
Photo By スポニチ

 横浜F・マリノスのFW宮市亮(31)が7日、右ふくらはぎ肉離れと診断されていた負傷から約3週間で全体練習に復帰した。神奈川県横須賀市内のクラブ施設で行われた練習に参加しフルメニューを消化。早ければ13日のルヴァン杯準決勝・名古屋戦第2戦からの試合復帰へ意欲を示した。

 頼れる男が超回復で早期復帰だ。宮市は軽快に練習メニューをこなした。「おかげさまで、もう(痛みは)全然ない」。練習後の取材エリアでは爽やかな笑顔で回復ぶりを強調。最短で13日の名古屋戦から試合復帰の可能性があり「試合に出られる状態。コンディションをもう一回上げて、あとはチームに判断してもらう」と力強く語った。

 先月13日の京都戦で後半22分に投入されたが、出場から3分で負傷交代。当初は右ふくらはぎの肉離れで全治6週間と診断されたが、「リハビリしていく過程の中で、17年に(右膝)前十字じん帯をやった(負傷した)時に移植した腱(けん)がはがれて、逆に膝の動きが良くなった。皮膚で例えると、切れてかさぶたになったものが取れて、きれいになったみたいな(状態が)筋肉内で起きた」という。

 実際は「膝にまつわるケガだった」と明かし、治療とリハビリに関わってきたドクターやトレーナーによる発見で「本当に良かった」と尽力に感謝。復帰が早まっただけでなく「膝はパワーアップした」と自信を示す。

 チームはリーグ戦4連敗中で優勝の可能性が消滅。残留争いに巻き込まれる可能性もある苦しい状況だ。それでも、ルヴァン杯と天皇杯はともに準決勝を控えており、宮市の早期復帰はタイトル獲得へ明るい材料となる。過去にも負傷で長期離脱を余儀なくされてきた苦労人。「もう絶対に離脱しない」。短い言葉に力を込め、自らに言い聞かせるように誓った。

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