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新潟辛勝 北九州をPK戦の末に下し3回戦へ GK阿部が2人目と4人目を止めた「いろいろあった一週間」

[ 2024年6月13日 04:00 ]

天皇杯2回戦   新潟4-4(PK3-1)北九州 ( 2024年6月12日 )

PK戦で2本止めた阿部に駆け寄る千葉(右)と奥村
Photo By スポニチ

 J1新潟は、J3北九州と4―4のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦の末3―1で勝ち、2年連続で初戦を突破した。PK戦ではGK阿部航斗(26)が相手の2人目と4人目を止め、苦しい試合をものにした。

 互いに4点を取り合うシーソーゲームの末に突入したPK戦。3―1でリードし、止めれば3回戦進出が決まる相手の4人目。右に飛んでシュートをはじいた阿部はそのまま仁王立ちして、チームメートから祝福を受けた。「3本目で足をつってしまって(左に)飛びづらかった」と消去法で選んだ右だったが、それが吉と出た。

 試合は前半14分に先制した後、攻めても点が奪えず、ペースダウンしてプレスが緩んだ。その直後に2失点。後半は選手交代で再び勢いづいてリードを奪ったが、ボールへの寄せの甘さが目立ち、後半も2失点した。

 延長戦も含め「120分では自分は何も仕事ができていない」とふがいなく感じていた。さらに昨年は準々決勝で優勝した川崎FにPK戦で負けただけに「何とかPK戦でまとめて一仕事したいと思っていた」と気合いを入れ、2人を止めてみせた。

 「本当にいろいろあった1週間」だった。5日のホームのルヴァン杯長崎戦は先発予定だったが登録ミスで出場できず、スタンドで観戦。続く9日のアウェーの長崎戦前はメンタル面のコントロールが「正直、難しかった」と吐露する。それでもピッチに立ってベスト8進出に貢献。その試合後は安堵(あんど)から涙があふれた。

 「ほかの3人のGKにすごく支えてもらい、助けられた1週間だった」。そう感謝する背番号21はアクシデントも「これを機にチームが一つになればいい」と前向きだ。

 この日も4失点には反省をしつつ、一発勝負の戦いで駒を一つ進められたことに胸を張る。「最後勝ち切れてよかった」。何とかたぐり寄せた勝利を、16日の鹿島とのリーグ戦につなげる。(西巻 賢介)

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