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MOMの田中碧 「五輪の借りは少しは返せた」「どの国よりも熱い」

[ 2022年12月2日 08:12 ]

ゴールを挙げた田中と喜ぶ前田(左)(AP)
Photo By AP

 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組の日本代表は2日、スペインと対戦し、2―1で逆転勝利。2勝1敗で勝ち点を6に伸ばして、2大会連続決勝トーナメント進出を決めた。日本は1位突破で、決勝トーナメント1回戦はF組2位通過のクロアチアと6日午前零時に対戦する。

 決勝点を決めたMF田中碧は、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた。後半6分に左のゴールライン際でMF三笘薫が折り返したボールを「詰めることしか考えていなかった」と押し込んで、逆転での大金星に導いた。
 ゴールラインを割ったかどうか、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認を待つ間、動揺はなかったという。「出ている可能性があるのかなと感じてはいたので、もし仮にゴールにならなかったとしてもそんなに落胆はなかった。とはいえゴールになってくれたのは三笘選手のおかげでもあるし、チームのおかげで」と笑みを浮かべた。
 昨夏の東京五輪準決勝ではスペインに延長戦の末に敗れた。「強いなという印象は変わらないが、五輪の借りは少しは返せたのかなと。この試合に勝ったからといって、これからずっと勝てるわけではない。まだまだ差ある。ただ、あのときの悔しさがちょっとはここで晴らすことができたのかなと思う」と田中。「我慢強く戦うのは自分たちの大事なところ。ハードワークするところもそうですし、チーム一つになって戦うのは、どの国よりも熱いものがあると勝手に思っている」と力を込めた。

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