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天皇杯VのJ2甲府が吉田監督の退任を発表 「勝利届けられないのは私の力不足」

[ 2022年10月18日 12:47 ]

J2甲府の吉田監督                               
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 16日に行われた天皇杯決勝でクラブ史上初優勝を飾ったJ2甲府は18日、吉田達磨監督(48)の退任を発表した。吉田監督はクラブを通じ「選手たちは懸命に走り、身体を張り、成長しようと、勝とうと努力を続けたにも関わらず、多くの勝利をお届けできなかったのは、監督である私の力不足によるものです」とコメント。「小粒でも塊を作り、意志を合わせ、大きな壁に喜んで立ち向かって行くチームを、天皇杯決勝の日に横浜にあったあの熱量と一体感で支えてください。一緒に強く明るいヴァンフォーレ甲府を築いて行ってください。残り2試合、チームは全力で走ります」と続けた。

 甲府は堅守速攻を武器に、鹿島や鳥栖などJ1勢を次々に撃破。16日の決勝戦でも広島と互角以上の戦いを披露し、PK戦の末にクラブ初タイトルを手にした。だがJ2リーグでは現在7連敗中で18位と低迷。クラブ側は一発勝負での手腕を評価しつつも、クラブの最大目的である17年以来のJ1昇格が消滅したため体制変更へと踏み切った。

 佐久間悟社長は「今シーズンの課題についてしっかりと対策を嵩じて、来季は、皆様のご期待にお応えできるようなチームづくりをする」とした。

 後任は未定ながら前仙台監督の原崎政人氏(48)やJ2町田を今季限りで退任するランコ・ポポヴィッチ監督(55)らの名前が挙がっている。

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2022年10月18日のニュース