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ハリルホジッチ監督がモロッコ代表監督解任 三たびW杯目前で 「協会と監督の意見の相違」が理由

[ 2022年8月11日 22:39 ]

元日本代表監督でモロッコ代表のハリルホジッチ監督(AP)
Photo By AP

 11月に開幕するW杯カタール大会に出場するモロッコ代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(69)が解任された。11日、モロッコ協会が発表。理由は「W杯本大会に向けた準備における協会と監督の意見の相違」と説明した。後任は未定。

 ハリルホジッチ氏は2010年W杯南アフリカ大会はコートジボワール代表、14年ブラジル大会はアルジェリア代表、18年ロシア大会は日本代表を指揮して各大陸予選を突破。さらにモロッコ代表と合わせて、史上初めて4大会連続で指揮したチームをW杯本大会出場に導いた。しかし、コートジボワール代表では本大会の約3カ月前、日本代表では同じく約2カ月前に解任されており、カタール大会約3カ月前の今回と合わせてW杯直前に“クビ”になるのは3度目となった。

 指揮官の現地評価は大きく分かれていた。2019年8月に就任し、W杯アフリカ予選を突破して本大会出場に導いた手腕は称賛された一方で、MFツィエク、DFマズラウィら主力選手と衝突し”追放”するなど強権的なスタイルに対する批判は高まっていた。

 モロッコはW杯カタール大会1次リーグF組で、クロアチア、ベルギー、カナダと対戦する。

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