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川崎F “札幌キラー”小林&家長が2得点で札幌に大勝 小林「最高です!!」

[ 2022年6月18日 21:37 ]

明治安田生命J1第17節   川崎F5―2札幌 ( 2022年6月18日    等々力 )

<川崎F・札幌>後半41分、ゴールを決め喜ぶ小林悠 (撮影・白鳥 佳樹)
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 川崎Fはホームで札幌に5―2で大勝し、中断期間を挟んで4試合ぶりの白星を挙げた。FW家長、FW小林がともに2得点。4―2の後半アディショナルタイムにはFWマルシーニョがハーフライン手前からドリブルで独走し、チーム5点目を蹴り込んだ。

 リーグ中断期間前、チームは4季ぶりのリーグ戦連敗、10季ぶりの3試合連続無得点と低迷した。中断期間に6日間のオフで心身をリフレッシュして再始動。「ケガ人が徐々に戻って力になれる状態の選手が増えてきている。中断期間でいい競争が生まれ始めている」と鬼木監督。それがスタメンにも表れた。

 中断期間中に負傷から復帰したタイ代表MFチャナティップとMF大島が先発。札幌が古巣のチャナティップはリーグ戦9試合ぶり、大島は同10試合ぶりの復帰となった。日本代表活動を終えて16日に合流したDF谷口とDF山根もスタメン。また、アンカーを主戦場としてきたMF橘田は左サイドバックで起用された。

 チャナティップの出身地、タイではパブリックビューイングも開催された一戦。リーグ戦中断前に続いた無得点のうっぷんを晴らすような内容となった。前半から立ち居位置を流動的に入れ替えながら落ち着いて攻め、2度リードを奪われても追いつき、突き放した。

 途中出場の小林は“札幌キラー”ぶりを発揮。1―2の後半25分、鮮やかなバイシクル弾で今季リーグ戦初ゴールを挙げた。「自分の前にボールが飛んできて、ワンタッチでゴールのイメージはできていた。スリッピーだったしバウンドさせて、いいコースに流せた。最高です!!」。

 2―2の同41分にはゴール前の混戦に走り込んで決勝点を挙げた。「ごちゃごちゃしていたので、走る価値はあるかなと思って、信じて走ったらいいところにこぼれてきたので、うまく押し込めて良かった」。途中出場からのゴールは歴代2位の通算23得点。出場したJ1札幌戦は10戦連発で通算12得点とした。

 「たくさんの11番の背番号を来たサポーターが待っていてくれたと思う。自分自身も本当にふがいない、歯がゆい時間が続いていたので、ここから夏ですしどんどん決めていきたい。(後半戦に向け)ゴールをなかなか決められなかったので、このゴールを皮切りに攻撃的にもっといければいい」と力を込めた

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