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鎌田は「スペースの予言者」所属の独1部Eフランクフルト分析担当も評価

[ 2022年6月3日 05:05 ]

国際親善試合   日本4-1パラグアイ ( 2022年6月2日    札幌ド )

<日本・パラグアイ>後半、ドリブルする鎌田(右)=撮影・小海途 良幹
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 日本代表は2日、札幌ドームでパラグアイ代表と対戦し、4―1で快勝した。FW浅野拓磨(27=ボーフム)、MF鎌田大地(25=Eフランクフルト)らがゴールを決めて南米の強豪を圧倒し、W杯カタール大会(11月21日開幕)出場決定後、初の国際親善試合を白星で飾った。

 かつてドイツ紙「フランクフルター・アルゲマイネツァイトゥンク」のインタビューで、鎌田が苦笑いで話したことがある。ひょうひょうとプレーするスタイルは、時に「やる気がない」と誤解されることがあるというのだ。

 確かにハードなコンタクトプレーはあまり見かけない。だが、それこそが真骨頂だ。「小さい頃からフィジカル的に劣っていて、一番速い選手でもなかった。だから、ピッチ上ですぐにプレッシャーをかけられない位置を探していた。そして、ボールを持ち出すときに優位に立つことを考えていた」という。その答えがファーストタッチで相手をかわすことや、ダイレクトパス。相手守備のラインの間の位置に入ってボールを呼び込み、攻撃を活性化する。絶妙なスペースの使いように、Eフランクフルトの分析担当は鎌田を「スペースの予言者」と評している。(ドイツ通信員・二階堂英毅)

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2022年6月3日のニュース