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ビニシウスがレアルのCL優勝決める決勝弾!加入4季目で覚醒した21歳は6月の親善試合で来日予定

[ 2022年5月29日 07:24 ]

欧州チャンピオンズリーグ決勝   レアル・マドリード1―0リバプール ( 2022年5月28日    フランス・サンドニ )

ゴールを決め歓喜のビニシウス(AP)
Photo By AP

 サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)はパリ郊外のサンドニで決勝が行われ、前身の欧州チャンピオンズ杯を含めて最多優勝13回を誇るレアル・マドリード(スペイン)が優勝6回のリバプール(イングランド)を1―0で破り、4季ぶり14回目の栄冠に輝いた。リバプールは同じ顔合わせで1―3と敗れた18年決勝のリベンジに挑んだが、レアルが返り討ちにした。

 観衆の入場トラブルで予定より36分遅れで始まった試合で唯一のゴールを決めたのはビニシウスだった。シュート数は前半で1―10本、90分を通じて3―23本とリバプールに主導権を握られる展開となったが、21歳のブラジル代表は後半14分、バルベルデが右サイドから放ったグラウンダーの鋭いクロスにファーサイドで反応して右足で決勝点を決めた。

 母国ブラジルのフラメンゴから加入して4季目。過去3季で国内リーグ通算7得点だった男は今季リーグ3位の17得点を記録するなど覚醒し、CL決勝に向けて「自分のキャリアにとって最も大切な試合になるだろう」と語っていた。昨季までは移籍金4500万ユーロ(約61億円)に伴う大きな重圧にさらされ、実力を発揮できなかった。「若くしてレアルのようなクラブに加入するのは簡単なことではない」と振り返る。しかし、今季は居残りでシュート練習を繰り返した成果を発揮して点取り屋として一気に成長。「(早く入団すれば)多くのCL決勝でプレーする機会を得られる。これが最初の試合になればいいね」と話していた成長株が初の決勝で名門に14回目の優勝をもたらした。

 ブラジル代表の一員としてW杯カタール大会(11月21日開幕)での活躍も期待され、6月6日に日本と対戦する親善試合で来日メンバーにも入っている。ネイマール(パリ・サンジェルマン)らと並んで注目を集めることになりそうだ。

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