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伊東純也、中国戦も“IJ神話”継続なるか 得点決めれば6戦全勝中、森保ジャパン27日アジア最終予選

[ 2022年1月27日 05:30 ]

練習中に笑顔を見せる伊東(撮影・小海途 良幹)
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 日本代表は27日、W杯アジア最終予選の中国戦に臨む。7大会連続の本大会出場へ絶対に負けられない、W杯イヤー初陣。攻撃陣の決定力不足が指摘される中、大きな期待を背負うのが2戦連発中と好調を維持するMF伊東純也(28=ゲンク)だ。得点を決めた試合は過去6戦全勝。金髪のスピードスターが最終予選歴代2位タイとなる3戦連発で、チームを4連勝へ導く。

 主軸としての自覚と風格を漂わせた。伊東は公式練習でもトレードマークの金髪をなびかせながら、リラックスした表情で最終調整。持ち前のスピードと突破力で、もはや不可欠な存在となった高速ドリブラーは、中国戦へ「直接ゴールに関わるのが(自分の)仕事だと思っている。ゴールだったりアシストだったりで貢献できれば」と闘志を燃やした。

 森保ジャパンは最終予選6試合で5得点。徹底的に対策を練られた中で相手守備を崩せない試合が続く。その中で大車輪の活躍を続けているのが伊東だ。昨年10月のオーストラリア戦から採用された4―3―3布陣では、右FWでプレー。11月のベトナム戦、オマーン戦ではいずれも自らがゴールを奪い勝利に導いた。

 狙うは歴代2位タイ、史上4人目となる最終予選3戦連続ゴールだ。史上最多は前回18年予選のMF原口の4戦連発だが、3戦連発でも94年予選の三浦知良、98年予選での呂比須ワグナーという偉大な先輩に肩を並べることになる。しかも伊東は国際Aマッチで得点した試合は6戦全勝。1月上旬に新型コロナに感染したが、今は「調子はそこまで悪くない」と上り調子をアピールした。

 中国は昨年12月に監督が交代。李霄鵬(リ・ショウホウ)新監督(46)にとって日本戦は初陣となる。データがない上、森保ジャパンも主将の吉田と冨安という不動のセンターバックが不在。不安材料は決して少なくないが、「麻也くん(吉田)、トミ(冨安)がいないから負けたと言われないように。プレーでしっかりと引っ張っていきたい」と伊東。森保ジャパンが誇るスピードスターがチームの22年初ゴールで、カタールへの道のりを切り開く。

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