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旗手MOM!チーム最多ラストパス3本で好機演出 代表入りへ猛アピール

[ 2022年1月19日 05:30 ]

スコットランド・プレミアリーグ   セルティック2ー0ヒバーニアン ( 2022年1月17日 )

旗手の写真がアップされた公式ツイッター(セルティック公式ツイッターから)

 スコットランドのサッカーファンに鮮烈な印象を残した。川崎Fから加入したセルティックMF旗手怜央(24)は新天地デビューを先発で飾ると、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出される大活躍。現地紙ザ・ヘラルドは「ピッチ上の全てをカバーした。鮮やかで巧みなパスを味方に送り込み、視野の広さとセンスを見せつけた」と絶賛。英BBC放送(電子版)は「最初の1分から知性とエネルギーが際立っていた。試合をコントロールしたセルティックのキーマンだった」と伝えた。

 左インサイドハーフで躍動した。前半36分に前田からパスを受けてボレーシュート。その後も相手の急所を突くような縦パスで攻撃を活性化した。3本のシュートだけでなく、チーム最多となる3本のラストパスでチャンスを演出。ピッチのあらゆる場所に顔を出し、守備でもチームを支えた。

 いきなりの躍動ぶりに、リーズナブルな移籍金が改めてクローズアップされた。地元メディアは4年半契約の完全移籍で移籍金が140万ポンド(約2億2000万円)と報じていたが、マンチェスターUでプレー経験がある解説者のマイケル・スチュワート氏は「旗手はトップクラスの選手。移籍金が140万ポンド?冗談だろ?あれほどの選手をその金額で獲得できるなんて信じられない」と抜群の“コストパフォーマンス”に驚きの声を上げた。

 J王者の川崎Fから欧州挑戦を選択し、自身の価値を新天地のピッチで存分に示す絶好のスタート。W杯アジア最終予選に臨む日本代表の森保監督に向けても存在感を猛アピールした。

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