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川本治氏 旗手、運動量と守備への戻りで存在感 大然は最高のスタート

[ 2022年1月19日 05:30 ]

スコットランド・プレミアリーグ   セルティック2―0ヒバーニアン ( ( 2022年1月17日 )

<セルティック・ヒバーニアン>前半、攻め込む旗手(手前)
Photo By 共同

 【川本治 視点】前田のゴールは右からのグラウンダーのパスに対してうまく合わせた。コースは少し甘かったが、ダイレクトで打ったためにGKの反応も遅れた。どこで打てばいいかをよく知っている前田らしい一撃だった。J2時代の前田はスピードで勝負していた記憶があるが、横浜では位置取りが抜群にうまくなった。ストライカーには2タイプある。ドッシリ構えるタイプとポイントに入るタイプで前田は後者。体は大きくないが、スピードがあって相手より早くポイントに入り、タイミングもいい。前田へのクロスが結果的に「いいパス」になるのは、そうさせる彼の能力の高さがあるからだ。デビュー戦で決めたことでチームメートの信頼も厚くなる。最高のスタートだろう。

 旗手は川崎F時代のサイドではなく、中寄りの位置だったが、豊富な運動量と、守備への戻りの良さで存在感を見せていた。前田のパスから惜しいシュートもあり、点に絡めるところも示した。前田と息も合っていて、日本人ホットラインでゴール量産の可能性もありそうだ。(元ジェフ市原強化部長)

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