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高川学園 今度は変形トルメンタ!トリックプレーからの決勝弾で14大会ぶり4強

[ 2022年1月4日 18:15 ]

第100回全国高校サッカー選手権   高川学園(山口)1-0桐光学園(神奈川) ( 2022年1月4日    等々力陸上競技場 )

<高校サッカー準々決勝 桐光学園・高川学園>後半、CKの際、高川学園・西沢(左)はチームメートと輪になって手をつないで…(撮影・西海健太郎)
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 高川学園がまたまたセットプレーでゴールを奪い、4強入りを決めた。後半15分の右CKを得ると、山崎のキックを逆サイドで途中出場のMF西沢がワントラップして右足で決めてゴール。2試合連発弾が決勝点になった。

 「セットプレーのトリックだった。3人ずつ右と左に飛び込むはずだったが、ファーサイドに1人残ったら流れて来そうだったので残っていた」

 有名になった、選手が輪になってぐるぐる回るトルメンタ(イタリア語で嵐)の変形バージョン。3人が輪を作ると見せて、左右に分かれるトリックプレーだったが、西沢がアドリブを入れてファーに残り、狙い通りにこぼれ球を決めて桐光学園を仕留めた。

 これで14大会ぶり3度目の4強入り。準決勝では青森山田と対戦する。高川学園は過去2度とも準決勝は0―1で敗れ、チームとしては国立競技場ではまだ勝利がないし、得点もない。西沢は「自分たちの目指しているところは違う。あと2つ勝って優勝、国立でゴールを奪って勝てればうれしい」と目を輝かせる。

 江本監督も「中1日で4連戦、疲労もたまっていたが、最後まで走り抜いてくれた。戦術、メンタルがマッチして頑張ってくれた。西沢は持っている。なんでこれだけ西沢のところにボールが行くのか不思議」と振り返る。「3日間あるのでしっかり100%の状態に戻させたい。以前ベスト4に行っているが歴史を塗り替えたい。選手、スタッフ、応援団、保護者が全力でチャレンジしたい」と、意気込みを語った。

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