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レアンドロ・ダミアン&前田大然が得点王!最終節直接対決も譲らず、ともに23ゴール目

[ 2021年12月4日 15:54 ]

明治安田生命J1リーグ最終節   横浜1―1川崎F ( 2021年12月4日    日産ス )

最終節の直接対決後に抱き合い、健闘を称え合った得点王のレアンドロ・ダミアン(右)と前田(撮影・光山 貴大) 
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 明治安田生命J1リーグは4日、最終節10試合が行われ、リーグ連覇を決めている川崎Fは敵地で2位・横浜と1―1で引き分けた。前節まで22ゴールで得点ランキング首位に並んでいた川崎Fの元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)と横浜の日本代表FW前田大然(24)はそれぞれ1ゴールを挙げ、23得点で得点王のタイトルを分け合った。川崎Fの得点王は2017年の小林悠以来、横浜は19年の仲川輝人、マルコス・ジュニオール以来となった。

 ともに先発メンバーに名を連ねた2人。ダミアンは前半24分、DF登里のスルーパスを受けてペナルティーエリア左に抜け出し、左足でシュートを放ったが相手GKが阻止。前田は同26分、クリアボールに反応して右足でループシュートを狙ったが、ゴールの枠を捉えられなかった。

 0―0で前半を折り返すと、後半22分、MF家長が右サイドからふわりとしたクロスをエリア内に入れ、ダミアンがヘッドで叩きつけるシュート。相手GKのタイミングをずらすシュートはワンバウンドしてゴール左に決まり、チームに待望の先制点をもたらした。それでも7分後に前田が意地の同点弾。FKの流れからレオセアラのシュートのこぼれ球を左足で蹴り込み、ダミアンに並ぶ今季23得点目を挙げた。

 ダミアンはJリーグ3シーズン目となった今季、3月3日の第2節・C大阪戦で2得点を挙げてチームを開幕2連勝に導くと、着実にゴールを積み重ねてチームの快進撃をけん引。11月20日のC大阪戦、同27日のG大阪戦と終盤に2試合連続2得点を挙げて、得点ランクトップの前田に並んだ。今季はゴールだけでなく、チームの戦術を理解して周りの選手をうまく使い、8アシストも記録した。

 前田は3月7日の第2節・広島戦で公式戦プロ初の1試合2得点を挙げると、そこからリーグ戦4試合連発で計6ゴールを挙げて得点ランク単独トップに。8月15日の大分戦、11月6日のFC東京戦と2度のハットトリックを達成した。クラブで20得点の大台を超えたのは、1998年の城彰二以来日本人2人目となった。

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