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なでしこジャパン 池田監督新体制は黒星発進 オランダとの次戦へ「アグレッシブな精神求めたい」

[ 2021年11月26日 07:28 ]

国際親善試合   日本0―2アイスランド ( 2021年11月25日    オランダ・アルメレ )

アイスランド戦に臨んだ池田太監督(C)JFA
Photo By 提供写真

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は25日(日本時間26日)、池田太監督(51)就任後初の親善試合でアイスランド代表に0―2で敗れ、新体制は黒星発進となった。初陣を終えた池田監督は「結果は非常に残念に思う。こちらに来て短い準備の中、選手たちに共有したことをトライしてもらうところでは、選手のピッチでの取り組みを見られたところは一つ収穫として残ったところ」と振り返った。

 前半14分にビルドアップのミスを突かれ失点。好機をつくりながらも無得点のまま推移すると、警戒していたDF裏のスペース、相手が得意とするサイド攻撃を許し、後半さらに引き離された。

 10月の新体制発足後、ボールやゴールを「奪う」ことを一つのテーマとして取り組んできた。その上で「試合開始から少し相手の中盤に対する守備の同時性が足りなくて、結局大きな展開をされる前に我々が奪えきれるかどうか、展開された後の守備の粘りみたいな、守備の組織の構築というところもこれから」と指揮官。狙った場所で奪いきる力と、奪えなかった後の守備の構築という課題が見つかった。

 MF成宮唯(26=INAC神戸)、MF長野風花(22=マイナビ仙台)ら、東京五輪メンバーからは外れていた新戦力5人を先発に抜てき。池田監督は「いろんな選手の組み合わせ、選手のポテンシャルも見たいと思って、バランスを考えながら今日のメンバーを決めた」と起用理由を明かした。

 29日(日本時間30日)には、FIFAランク4位のオランダ代表と対戦。来年1月のアジア杯に向けた強化マッチとしては絶好の相手。指揮官は「今の段階では自分たちの積み上げ来たものを、まず最初にぶつけていこうとやっている。またこういったアグレッシブな精神を選手にも求めていきたい」と選手に奮起を促した。

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