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【インタビュー】FC東京MF安部「もっと絶対的な存在に」 今季0ゴールには「ちょっと焦りはある」

[ 2021年10月28日 17:53 ]

トレーニング後にインタビュー応じたFC東京の安部(C)F.C.TOKYO
Photo By 提供写真

 FC東京のMF安部柊斗(23)がこのほどインタビューに応じ、リーグ戦のラスト5試合に向けて意気込みを語った。チームの次戦は11月3日のホーム清水戦となる。同試合では「NO PLANET, NO TOKYO」が開催され、当日は来場者先着2万人にFC東京のチームカラーの青と赤、地球を覆う海のイメージを取り入れてデザインされた特製Tシャツがプレゼントされる。

 ――今季も残り5試合となった。
 「今季は無冠が決まり、モチベーション維持で難しい部分もある。それでも自分たちはピッチに立って、ファン・サポーターの皆さんに良いプレーを届けないといけないし、勝ちを届けないといけない。外野からすれば消化試合かもしれないが、選手は一切そう思っていない。練習からバチバチやっており、シーズンをいい終わり方をするために、残り5試合を戦っていきたい」

 ――個人としての目標や課題など。
 「やっぱり自分の特長を出したい。ボール奪取や運動量は自分の武器。どんどんプレッシャーにいって、ボールを奪って、そのあとしっかり仲間につなぐという部分までやりたい。点を取れるボランチが現代サッカーに求められるのでミドルシュートなども意識したい」

 ――今季は主力としてプレーした。
 「昨季は1年目で自分がどこまでできるのか、ガンガンやろうという気持ちだった。今季は“チームの中心”と言われる中で、自分はまだまだ足りないという思いがある。もっと絶対的にならないとなと思っている。誰から見てもFC東京に安部が必要だと思われる存在になりたい」

 ――守備だけでなく攻撃面が伸びた。
 「多少はできてきているんじゃないかと思う。ただ、まだ足りない部分も多い。10月23日の鹿島戦の映像をスタッフと一緒に確認して、『もっとできるよね』と。ボールを回すとか裏に出すとかは少しはできていると思うが、まだ決定的なパスを出せていない。もっと自分ならできるし、やらないといけない。ただ、今季の夏ぐらいから(品田)愛斗と一緒にパスとトラップの練習をずっとやってきている。その効果は多少なりとも出てきているのかなと思う」

 ――思い描くボランチの理想像は。
 「ボールを奪えて、走れて、なおかつ攻撃面で得点を取れる、アシストできる、パスもできるというのが自分の理想像ですね」

 ――得点こそ奪えていないが、惜しいシーンはたくさんある。
 「惜しいところまでいっているが、結果を出せてない。惜しい止まりだと、他のいろいろな人からも評価されないと思う。惜しいじゃダメだと思っている」

 ――そのうち取れるという気持ちか。それとも焦りを感じるか。
 「正直、ちょっと焦りはある。今季は残り5試合でまだ0ゴールなので。ただ、焦りがプレーに出るのはよくない。冷静にしつつ、自分を奮い立たせながらやらなければ」

 ――次戦・清水戦への意気込みを。
 「ホームですし(Jリーグの新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインに基づく経過措置期間後の開催で)今までよりも入場者数は増える。きっと鹿島戦よりも多くのファン・サポーターが現地にきてくれると思うので、その人たちのためにも勝たないといけない。少しでも上の順位で終わりたい気持ちもあり、試合の入りから東京らしくアグレッシブに前からプレッシャーをかけて、ボールを奪ってというプレーを90分間を通してやっていきたい」

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2021年10月28日のニュース