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ドイツ移籍の田中碧「日本人の価値を上げていきたい」 視線はA代表へ「W杯でより良い結果を」

[ 2021年8月11日 22:16 ]

スカパーのイベントに参加した田中碧(提供写真)
Photo By 提供写真

 今夏に川崎Fからドイツ2部デュッセルドルフへ移籍した東京五輪代表の田中碧(22)が11日、ブンデスリーガを放送する「スカパー」のイベントに出席。今季からドイツ1部ボーフムで10番を背負う浅野拓磨(26)、元日本代表の中村憲剛氏(40)らとともにトークセッションを行った。

 東京五輪をともに戦ったMF遠藤航(28)ら海外組から現地情報を聞いたと明かし、「英語とドイツ語どっち勉強した方がいいですか?」という問いには「やっぱり英語とは言っていたけどドイツ語もやっていた方が良いよ」とアドバイスをもらったという。さらにイベントにオンライン参加した浅野は「周りの環境や選手を気にしない。自分がどういうプレーをしたいか。日本人の“チームのために”ってところが先に来るとのみ込まれることは、日本人のメンタリティを持っていると難しい部分を僕自身は感じた」と持論を話した。

 川崎Fの下部組織出身の田中をよく知る中村氏は「自分がどうやったら試合に出れるかを彼は毎日努力してきて、僕はそれを側で見てきた。いろんなものを吸収しながら大きくなっていった」と感慨深げ。そして「何か一つ武器を持ってもらいたい」とさらなる成長に期待を寄せた。

 「今まで沢山の日本人の選手が日本人としての価値を上げてくれてるからこそ自分が移籍できていると思うので、僕もこれから日本人というものの価値を上げていきたい」と田中。東京五輪ではメダルを逃す悔しい思いをしたが「今度はW杯でより良い結果を出せるようにドイツで頑張りたい」と力を込めた。

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2021年8月11日のニュース