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ブラジル 五輪男子サッカー連覇達成!スペインを延長戦で下し、2度目の金メダル獲得

[ 2021年8月7日 23:30 ]

優勝を決め喜ぶブラジルの選手たち(AP)
Photo By AP

 東京五輪サッカーが7日に最終日を迎え、男子決勝でU―24ブラジル代表がU―24スペイン代表と激突。1―1のまま突入した延長後半3分、途中出場のFWマルコム(ゼニト)が決勝弾。2―1で優勝候補同士の激しい一戦を制し、2大会連続2度目の金メダルを獲得。主将のDFダニ・アウベス(38=サンパウロ)は初出場となった五輪でもタイトルを獲得し、自身の保持するサッカー界史上最多タイトル数記録を「44」に更新した。

 3大会連続の決勝進出を果たしたブラジルは、前半38分にPKのチャンスを得るもFWリシャルリソンがシュートを大きくふかしてしまい得点ならず。 このまま前半終了かと思われたアディショナルタイムに待望の先制点。左サイドからのクロスにオーバーラップしたDFアウベスが右足で折り返し、FWクーニャが高々と上がったボールを相手DFと競り合いながらも“見事なトラップ”でコントロール。そのままゴール前で右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

 しかし後半16分、FWオヤルサバルにゴールを許し同点。右サイドからのクロスボールに滑り込みながらのダイレクトボレーという圧巻のプレーで追いつかれた。

 試合は1―1のまま延長に入ると、ブラジルベンチがようやく動く。延長戦の頭からFWクーニャに代えFWマルコムを投入。最初の交代カードをようやく切ると、延長後半3分に決勝点。FWマルコムがDFライン後方へのスルーパスに走り込み、相手DFのマークを振り切りそのまま左足で勝ち越しゴール。五輪連覇を達成すると、イレブンは輪になって喜びを爆発させた。

 また、DFアウベスは決勝戦を含め、38歳ながら全6試合にフル出場。これまでセビリア、バルセロナ、ユベントス、パリSGとビッグクラブを渡り歩き、手にした主要タイトルはブラジル代表の分も含め「43」と世界最多記録を更新中。初出場の五輪でも新たなタイトルを加え記録を「44」に伸ばし、晴れて母国に凱旋することになった。

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2021年8月7日のニュース