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アトランタ五輪主将・前園真聖「すべてが経験、これが2022年に繋がるはずです」

[ 2021年8月6日 20:30 ]

前園真聖氏
Photo By スポニチ

 元サッカー日本代表MFでタレントの前園真聖(47)が6日、自身のツイッターを更新。東京五輪サッカー男子3位決定戦(埼玉)でメキシコに1―3で敗れ、1968年メキシコ五輪以来53年ぶりとなる銅メダル獲得を逃した森保ジャパンを労った。

 これまでと同様に試合中から熱心にツイートしていた前園は日本が0―3の劣勢からMF三笘薫(24=川崎F)のゴールで1点返すと「三笘のドリブル!!これだね」と喜んだが、1―3で試合終了の笛が吹かれると、しばしツイートがストップ。その後、ようやく再開すると「今日の三笘のドリブルはずっと毎試合、期待していたプレーでした。中2日の試合で延長戦も戦いながらの今大会はかなりハードだったと思います。すべてが経験、これが2022年に繋がるはずです。選手の皆さんお疲れ様です」と労い、「よし、切り替えて女子バスケの準決勝を見る!」と気持ちを入れ替えた。

 MF久保建英(20=Rマドリード)の3戦連発で1次リーグA組を首位突破した日本だったが、準々決勝のニュージーランド戦は延長戦突入後も0―0のまま決着つかず、PK戦を4―2で制して辛くもベスト4入り。2試合連続の延長戦となった準決勝では0―1でスペインに敗れ、初の決勝進出を逃した。スペイン戦直後に「もう何もないですね。出すこと全部やって負けたんで、涙も出てこないですし」と話し、長い沈黙の後で「次ですね」と言葉を絞り出していた久保はこの日、号泣。オーバーエージ枠で参戦した主将のDF吉田麻也(32=サンプドリア)、DF酒井宏樹(31=浦和)らも涙を流し、久保とMF堂安律(23=PSVアイントホーフェン)は10分ほどピッチから立ち上がることさえできなかった。

 前園は日本が28年ぶりに出場した1996年のアトランタ五輪で強豪ブラジルを破る“マイアミの奇跡”を起こした時の主将。2009年にはラモス瑠偉監督のもとビーチサッカー日本代表としてワールドカップ(W杯)ベスト8入りを果たした。

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2021年8月6日のニュース