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一生の思い出に!欧州選手権決勝控え、イングランドで試合翌日の遅刻容認など特別措置が続々

[ 2021年7月11日 22:12 ]

準決勝のデンマーク戦。延長前半、FWケーンのゴールに歓喜するイングランドイレブン(AP)
Photo By AP

 11日に行われるイタリア―イングランドの欧州選手権決勝を控え、イングランド内の多くの学校で翌12日の登校時間を遅らせたり、遅刻を認める特別措置が取られていると、英BBC放送や英衛星放送スカイニューズなど複数のメディアが10日までに報じた。

 ロンドンで行われる決勝は現地時間午後8時(日本時間12日午前4時)にキックオフ。延長戦とPK戦までもつれた場合、終了時間が午後11時近くとなる。

 英ダラム州ハートルプールのロスミア小学校は今回の決勝戦を「児童の体験学習」と位置づけ「早朝の登校時間を気にすることなく試合を観戦してほしい」とし、児童が試合翌日の午前10時半までに登校すれば遅刻扱いにはしないと保護者に通達した。

 英イーストヨークシャー州のグールにあるハウデン・ジュニアスクールも、両親宛のメッセージで「11日の夜は多くの人たちがテレビにくぎ付けになることでしょう。決勝のような全国的なイベントは、悲しいことにひんぱんに起きることではない。一生の思い出になるイベントと認識しています」とし、55年ぶりとなる主要国際大会での優勝がかかった大一番で子供の夜ふかしを認め、試合翌日に遅刻しても容認する特別措置を取った。

 英大手スーパーのテスコも「55年ぶりのビッグゲーム。従業員に試合を観戦してもうらため、イングランド全土の全店舗で決勝のキックオフ前に営業を終了する」と発表。さらに、優勝した場合に試合翌日を祝日とする請願書が、9日の時点でインターネット上で34万5000通も集まっているという。

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2021年7月11日のニュース