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中沢佑二氏 ボンバーヘッドの見た目とは大違い ストイックさの原点は「習慣化」した小さな積み重ね

[ 2021年7月6日 10:24 ]

日本代表時代の中沢佑二氏(2010年撮影)
Photo By スポニチ

 元サッカー日本代表DFの中沢佑二氏(43)が、5日深夜放送のカンテレ「こやぶるSPORTS超」(月曜深夜0・25)に出演。苦難の歴史を駆け上がった秘訣を語った。

 サッカー界では無名とも言える埼玉県立三郷工業技術高校出身。その後、ブラジル留学を経て、ヴェルディ川崎と練習生契約を結ぶまで苦難の連続だった。「僕がたどった道は、底辺からのスタート。上にいなくても、下からでも這い上がっていけるよ、努力次第では。僕の姿を見てもらえれば、と思う時はありましたね」と振り返った。

 努力の証として、現役時代の筋肉ムキムキな姿を披露した雑誌の表紙が番組内で披露された。MCの小籔千豊(47)は「モテていたし、格好良いJリーガーとして有名でしたよね」と話を振ったが、当時考えていたのはサッカー選手として大成するためのことばかりだった。

 「食事制限は結構やっていた」という中沢氏は、「脂っこいものは基本的に食べない。お酒も飲まない。あとは、睡眠。夜にしっかりと寝る」と日々の生活を解説。「睡眠と食事は毎日やることによって、ケガをしないとか、パフォーマンスのぶれがないとか出てくる」といい、その意図を「他の選手たちに追いついて追い越すためには、他の選手がやっていないところで勝負しないといけないので」と語り、小籔も「もてたくて、しゃあない人が来たのかと思ったら、ただただ真面目な人が来ただけの話」と、そのストイックさに驚嘆するしかなかった。

 中沢氏は、00年のシドニー五輪、06、10年W杯に出場するなど、日本代表として通算110試合に出場。40歳まで現役を続け、フィールドプレーヤーとしては歴代1位の199試合連続出場など「鉄人」とも呼ばれた。ストイックになれる要因を問われると、「習慣化するためには、まずは簡単なところから。スマホを1日1時間見ない、とかでもいいと思う。それを習慣化させると、なくても大丈夫な生活になってくる」と、普段の小さな積み重ねが習慣化されることの重要性を口にした。

 番組の最後に「自分で目標を決めて、逆算をして練習してきた。今やることをちゃんとやれば、サッカー選手になれるんだという、自分自身を信じていた部分が大きい」と結び、共演者からも称えられていた。

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2021年7月6日のニュース