×

J2松本・名波新監督、就任会見でチーム改革の必要性指摘「声がたくさん出てくるチームに変貌させたい」

[ 2021年6月22日 15:25 ]

オンラインによる就任会見で抱負を述べる松本・名波新監督(C)松本山雅FC
Photo By スポニチ

 J2松本の名波浩新監督(48)が22日、オンラインで就任会見に臨んだ。現在、19試合を消化し4勝7分け8敗の17位と低迷。クラブ再建を託され、「自分のストロングポイントのであるコミュニケーション能力、トレーニング、ゲームの中で何か新しいものを発見する面を存分に発揮しながら、選手とともにチームを強化していきたい。地元の人たち、山雅サポーターの皆さんにより愛されるようなチームにしていきたい」と話した。

 会見後には初のトレーニングを控えており「チーム全体の方向性を示すこと。全選手が競争のスタートラインに、もう一回振り出しに戻ってるよってところを暗黙でも、公言しながらもやりたい」と、まずはチーム内の競争意識を取り戻す姿勢だ。また、今季これまでのクラブの印象を「リーダーがいないと強く感じていて。もしかしたらJ1、J2、J3も含めて50数クラブある中で、ゲーム中のコミュニケーションが1番少ないぐらい」と指摘。「試合の中でしっかりとした指示、チームを鼓舞するような声、激励的な声がたくさん出てくるチームに変貌させたい」。

 監督就任にあたって、FC東京の長谷川健太監督(55)ら、年上の監督経験者に相談したという。「“結局決めるのは自分だよな”っていうところ。皆さん言うのは、“やるしかないだろう”って」と、先輩の言葉を受け、覚悟を決めた。

 26日のアウェー琉球戦が初陣となる。「ピッチの上でのストロングポイントは何なのかを選手に発信し続けることによって、もちろん勝ち点を積み重ねることによって、チームにもう一度大きな自信を植え付けさせたい」と意気込んだ。

続きを表示

2021年6月22日のニュース