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イタリア 連勝で決勝トーナメント一番乗り

[ 2021年6月17日 10:21 ]

欧州選手権1次リーグA組   イタリア3―0スイス ( 2021年6月16日    ローマ )

決勝トーナメント一番乗りを決めたイタリア。勝利に歓喜(AP)
Photo By AP

 イタリアがスイスに3―0で快勝して2戦2勝とし、A組2位以内を確定させて16強による決勝トーナメント一番乗りを決めた。DFキエリーニ主将が負傷交代した2分後の前半26分、MFロカテリが自ら起点となって自陣から右サイドに展開し、そのままゴール前まで走り込むと、FWベラルディの折り返しを右足で蹴り込んで先制点。後半7分にも追加点を挙げて試合の流れを決めた。

 自身初の代表戦2得点でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた23歳は「賞はチームと共有したい。素晴らしいグループだよ」と満足げ。「1点目は家族にささげる。ベラルディが何かやってくれると分かっていたから走ったんだ。2点目はイタリアのファンに。彼らをハッピーにするためにプレーしているからね」と喜びを語った。

 全て完封の10連勝に加え、18年からの連続不敗記録を29試合に伸ばし、イタリア代表の最多記録まで1試合に迫った。ロベルト・マンチーニ監督は「立ち上がりの数分はちょっと苦戦したけど、高い位置からプレスをかけて相手のミスを誘った。選手はよくやった。幸運にもチームにはサッカーを楽しみ(得点のため)リスクを冒す選手がそろっている」と上機嫌。18年W杯ロシア大会の欧州予選敗退から復活し、優勝争いに食い込んできそうな気配が漂う。指揮官はW杯王者フランス、欧州王者ポルトガル、FIFAランク1位ベルギーを挙げ「みんな欧州選手権に出場している。我々よりも長い時間をかけて発展してきた」とイタリアの優位性を否定した一方で「サッカーは何が起こるか分からない。改良の余地はある。クラブレベルも含めて欧州でプレーしたことがない若い選手も多く、伸びしろは大きい」とチームの飛躍に期待した。

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2021年6月17日のニュース