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FC東京4発大勝 連敗5でストップに長谷川監督「1勝するのは大変だと改めて感じた」

[ 2021年5月15日 19:30 ]

明治安田生命J1リーグ第14節   FC東京4―0柏 ( 2021年5月15日    三協F柏 )

<柏―FC東京>前半、指示を出すFC東京・長谷川監督。手前は柏・ネルシーニョ監督=三協F柏
Photo By 共同

 もがき続けて手にした1勝だった。FC東京は敵地で柏に4―0で勝利し、4月11日の川崎F戦からの連敗を5でストップ。4得点は今季最多で、無失点は同3日の名古屋戦以来、7試合ぶりとなった。

 長谷川健太監督(55)は試合後の会見で安堵(あんど)の表情を見せた。「久々の勝利は格別にいいな、違うなという感じがする。Jリーグで1勝するのは大変だと改めて感じた」。勝ち星から見放されている間は布陣を変え、先発を変え、試行錯誤を続けていた。

 「(5月9日にアウェーで)鹿島に負けて、まずは球際だったりベーシックな部分でしっかり戦わないと話にならないと突きつけられた。一変に変わったわけではない。チャレンジして上手くいかなかった試合もあった。試行錯誤を経て、もがいた期間というのは決して悪くはなかったと思う。もがいてもがいて、それが今日の結果に出た」

 MF高萩洋次郎を今季初の先発で起用し、ボールを奪ったあとの“つなぎ役”としてトップ下に配置。これがドンピシャの采配だった。前半11分に先制点を奪うと、17分、18分の追加点はベテランMFがアシスト。相手を一気に突き放した。

 全員がサボることなく、球際で戦い続けた。まさに、FC東京“らしさ”を取り戻すきっかけになる試合だった。次戦は22日のG大阪戦。掴んだ手応えを上位進出の勢いにできるか、絶対に負けられない試合になる。

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2021年5月15日のニュース