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鹿島がJ1史上2度目の快記録!相手シュート0本で完勝 犬飼「前からのプレスがハマっている」

[ 2021年5月13日 00:01 ]

明治安田生命J1リーグ第21節   鹿島2―0名古屋 ( 2021年5月12日    豊田ス )

<名古屋・鹿島>前半、名古屋GK・ランゲラック(上)がファンブルしたボールを頭で詰め、先制ゴールを決める犬飼(撮影・椎名 航)
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 J1鹿島が言葉通りの“完勝”で、二つの記録を打ち立てた。2位名古屋相手に今季リーグ4度目の完封勝ちで、J史上初の通算300試合無失点を記録。相手のシュートを0本に抑えたのはJ1史上2度目の快挙で、1度目も鹿島が09年11月8日山形戦で記録している。相馬直樹監督(49)は「これまでリーグ戦に出ていなかった選手が持っているものをぶつけ、先に点が取れて後半最後にアタックすることができた。チームに対する献身性、最後までチャレンジしたことに感謝したい」と目を細めた。

 序盤から主導権を握った。0―0の前半32分にDF犬飼智也が右CKのこぼれ球を頭で合わせ、自身28歳の誕生日を祝う先制弾。後半41分には、リーグ8戦ぶりの先発起用されたDF杉岡大暉(22)が、左足で移籍後J初ゴールを挙げた。前節9日のFC東京戦から中2日の連戦とあり、先発メンバー6人を変更。指揮官は「選手に“チャレンジしよう”と言っているのに、僕自身もチャレンジしないと」と、思い切った選手起用が奏功した。

 先月14日に監督交代以降、公式戦8戦5勝3分けと無敗を継続。前ザーゴ体制ではリーグ戦8試合で12失点も、相馬体制ではリーグ戦5試合でわずか1失点と守備の立て直しに成功した。最終ラインを統率し、完封勝利に貢献した犬飼は「結果にも出ている。ここ3試合はシュート自体も少ない。後ろだけではなく、前からのプレスがハマっている。後ろもやりやすく守れている」と胸を張る。今季初の3連勝で、7位に浮上した鹿島の勢いは本物だ。

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2021年5月12日のニュース