×

湘南MF毛利 J1初陣の同点アシストは“ぶっつけ本番”だった「ウェリントンとは1回練習しただけ」

[ 2021年4月26日 16:21 ]

 前日の清水戦でJ1デビューを果たした湘南のMF毛利駿也(26)がリモート会見であらためて喜びを語った。後半32分に交代出場し、同時に入ったFWウェリントン(33)の同点ゴールを左からのクロスでアシスト。「ウェリントンとは全然話をしていない。1回練習しただけ。あれを決めるのだからすごい」と、ほぼぶっつけ本番でのコンビネーションだったことを明かした。

 毛利は金沢から19年7月に加入したが、9月に右ひざの内側靱帯を痛めて離脱、復帰したものの11月に再発、翌年1月に再発させて離脱とケガが続いた。3月に復帰したものの新型コロナウイルス感染症の感染拡大でチームの活動が休止、再開された7月には今度は左太もも四頭筋の肉離れで離脱と試練は続いた。ようやく今年完治し「足に不安はない」と言えるようになった。「けっこう沈んでいたが、大橋とかもケガをしていて、1人だときつかった。ぼくよりひどい人もいてその人に比べればと思っていた」と、耐え抜いた日々のことを振り返った。

 ルヴァン杯での活躍が認められて清水戦でベンチ入りし、途中出場、いきなりの活躍で「忘れられないアシストになった」と振り返った。左サイドのMFが現在の定位置だが、右サイドもこなす。「両足使えるのが売りのひとつ」というほど左右両足のキックの精度が高い。左MFには高橋や畑がいるが、「サイドの主力の人の刺激になったと思う。スタメン争いに加わっていきたい」と自信も見せる。し烈なポジション争いが好調の要因と言えそうだ。

続きを表示

2021年4月26日のニュース