鹿島・相馬新監督の初陣で白星飾る 「何かを起こせない訳では決してない」

[ 2021年4月17日 20:02 ]

明治安田生命J1リーグ第10節   鹿島1-0徳島 ( 2021年4月17日    鳴門大塚 )

鹿島の新監督に就任した相馬直樹監督(左)
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 鹿島は敵地で徳島を1―0で下し、相馬直樹新監督(49)の初陣を飾った。前半31分にU―24日本代表DF町田浩樹(23)が右CKを頭で合わせて先制。14日に成績不振によってザーゴ監督(51)が解任となり、準備期間はわずか3日間と短い中、今季リーグ戦初の完封勝利を飾った。

 雨中で泥にまみれながら、文字通り「泥臭く」勝ち点3をつかんだ。セットプレーでの1点を最後まで体を張って死守。14日に解任となったザーゴ監督の後を引き継いだ相馬新監督は「まずはこういう天候、苦しい状況の中でスタジアムに集まってくれたサポーター、応援してくれた人に感謝を伝えたい」と、初陣1勝に安どの表情を浮かべた。

 0―0で迎えた前半30分に大卒ルーキーのDF常本の猛プレスで右CKを獲得。同31分にDF永戸のクロスにニアへ飛び出したDF町田が、1メートル90の長身を生かして頭で合わせて待望の先制点を奪った。終盤に徳島の猛追に合うも、全員が最後まで体を張って死守。町田は「監督が代わり、僕自身も責任を感じていた。何としても、勝ちたい気持ちで戦った」と、気迫を全面に守り抜いた。

 監督交代からの準備期間はわずか3日。相馬監督が最も選手に訴えたのは「現実を見よう」だった。国内最多20冠を誇る常勝軍団も、16年を最後に国内タイトルから遠ざかる。黄金期を知るOBだからこそ「這いつくばって勝っていたんだ」と、いつしか薄れかけていた勝利にこだわる姿勢をもう一度、選手に求めた。

 決して、派手さはない。それでも、鹿島“らしさ”を取り戻して今季リーグ戦初の完封勝利を飾った。新指揮官は「きょう勝つのが非常に重要だった。ただ、きょうも含めて(残り)30試合あるので、何かを起こせない訳では決してない。もちろん、選手たちに言っているように今の現実を見て、ここからがスタートで全部勝てるとは思ってはいけない。目の前の試合を1試合1試合出し切りたい」。常勝復活へ、確かな一歩を刻んだ。

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