なでしこ7発快勝も五輪へ危機感 FIFAランク格下との連戦に高倉監督「高いところと…」

[ 2021年4月12日 05:30 ]

サッカー女子国際親善試合   日本7ー0パナマ ( 2021年4月11日    国立 )

<日本・パナマ>後半、この日自身3得点目となるゴールを決めハットトリックを達成した菅沢(左から2人目)(撮影・西海健太郎)
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 サッカー女子日本代表は11日、東京五輪の決勝が行われる国立競技場で初開催となった親善試合でパナマ代表に7―0で快勝した。10日に全体合流したばかりのMF長谷川唯(24=ACミラン)が、自身1ゴールを含む5得点に絡む活躍で攻撃陣をけん引。8日のパラグアイ戦(ユアスタ)に続き2試合計14得点も、FIFAランク下位との連戦に選手らは強化過程への危機感を募らせた。

 快勝劇にも選手が口をそろえたのは「危機感」だった。パラグアイ戦に続く7―0の大勝。自身1ゴールを含む5得点に絡んだ司令塔のMF長谷川は「もっといいコンビネーションを出せたところもあった。修正するところはたくさんあります」と反省。約1年ぶりの国際マッチで2試合計14得点も、手放しでは喜べなかった。

 FIFAランク47位のパラグアイ、59位のパナマはW杯、五輪ともに出場経験なし。10位の日本とのレベル差は明らかで、この日も前半だけで5―0と一方的な展開となった。高倉麻子監督はコロナ下で国際試合ができることに感謝しつつ「五輪のメダルを懸けて戦うなら、ランクの高いところと…」と胸中も吐露した。

 選手も試合ができること自体に感謝している。が、本番を3カ月後に控えた下位との対戦には焦りを感じないわけがない。米NWSLのレイン所属のFW籾木は「もしかしたら(危機感を)感じないようにしているのかもしれない」と話した。実際、米国代表は今月、リオ五輪準Vのスウェーデン代表と練習試合を実施したという。

 五輪前の親善試合は残り3試合。コロナ禍で来日できる国も限られ、「欧州へ行っての対戦は状況的に厳しい」と高倉監督は説明した。厳しい状況は続くが、長谷川は「(最終ラインを)突破されないから走らないとかは許されない。どこのチームでもしっかりとやりたい」。金メダルを目指す日本にとって、臨戦過程こそが最大の壁となるのかもしれない。

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