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福岡DF森山公弥 左足高精度フィード磨き憧れ冨安先輩と代表競演を

[ 2021年2月8日 05:30 ]

26日開幕 J1注目の新戦力(4)

福岡DF森山(右)
Photo By スポニチ

 クラブでは3年ぶりとなるユースからの昇格となる福岡DF森山公弥には、憧れの存在がいる。福岡ユースの先輩であり、ポジションも同じセンターバックの日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)だ。

 「チームの勝利に貢献できて、日本を背負って戦える選手になっていきたい」とその背中に近づきたいと考え、持ち味である左足からの高精度ロングフィードを磨いている。

 地元福岡出身の森山にとって技術の原点は小学生の頃、所属チームと並行して通っていたバルセロナのサッカースクール。「バルセロナのパスサッカーを教えられ、足元の技術が磨かれた。小さい頃に身に付いた」と胸を張る。冨安も同スクール福岡校出身というのも何かの縁だろう。

 高校生になると、トップチームの練習に参加し「スピード、フィジカルは上の人の方が強い」と課題を感じた一方で「小学生からやってきた足元の技術で勝負できる」。攻撃の起点になるロングフィードに自信を得た。

 CB以外もボランチ、左SBも視野に入れる万能型。長谷部茂利監督からも複数ポジションでの活躍を期待されている18歳は「まず試合に出ることが目標。どのポジションでもレベルの高いプレーができるように逆足の精度もつけていきたい」。厳しいチーム内競争が待ち受けるが「自分のストロングポイントのフィードで、相手の背後に落とすボールを狙っていきたい」と負けるつもりはない。

 昨年12月には、U―18日本代表候補に選出。初の世代別代表候補を経験し「今の技術で満足したらいけない」と刺激を受けた。冨安とともに日の丸を背負うことを夢見つつ、森山は「左足」を磨く。

 ◆森山 公弥(もりやま・きみや)2002年(平14)4月4日生まれ、福岡県飯塚市出身の18歳。兄2人の影響で5歳の時、今宿FCでサッカーを始めた。鯰田FC、福岡U―15、福岡U―18。小学生でナショナルトレセン、中学生でJリーグ選抜、高校で国体に出場した。昨年8月にトップチーム昇格が内定。将来の夢はスペインリーグでプレーすること。1メートル78、73キロ。利き足は左。

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