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香川真司加入のギリシャPAOKのオーナーは大富豪でお騒がせ歴も

[ 2021年1月27日 21:07 ]

香川真司
Photo By スポニチ

 サッカーの元日本代表MF香川真司(31)がギリシャ1部PAOKに加入することが27日に同クラブから発表された。

 リーグ優勝3回を誇る強豪のオーナーはギリシャ系ロシア人の実業家イバン・サビディス氏(61)で、12年にPAOKを買収した。ロシアのプーチン大統領と親密な関係にあると言われ、経済誌フォーブスの億万長者ランキングに入ったこともあるという大富豪だが、サッカーの試合で騒動を起こした過去もある

 18年3月11日にホームで行われたAEKとのリーグ戦で、0―0の終了間際にPAOKの選手がネットを揺らしたが、判定はオフサイド。怒ったサポーターがピッチになだれ込み、選手にロッカー室に引き揚げるよう指示したサビディス氏も審判に猛抗議したが、この際に腰のホルスターに銃を入れた状態だった。チーム関係者が「お前は終わった」と主審を脅したとも伝えられ、試合は打ち切られたものの、判定は覆ってPAOKが1―0の勝利。しかし、事態を重く見た政府がリーグ戦全試合の無期限停止を決め、国際サッカー連盟(FIFA)がギリシャ連盟に国際試合からの締め出しを警告しながら対応を求める事態となった。

 サビディス氏は騒動から2日後に謝罪の声明を発表したが、3年間の観戦禁止処分。クラブは罰金6万3000ユーロ(約800万円)にホーム戦3試合の無観客開催、さらに勝ち点3をはく奪されて優勝の可能性がなくなった。

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2021年1月27日のニュース