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大分、新主将は守護神・高木駿!片野坂監督、精神的支柱に期待「後ろから鼓舞し、存在感出して」

[ 2021年1月18日 20:40 ]

今季初練習に参加した大分の新主将、GK高木(左から3人目、クラブ提供)
Photo By 提供写真

 J1大分が18日、大分市内で今季初練習を行った。

 DF鈴木義宜(清水)、岩田智輝(横浜)ら5シーズンにわたりチームを支えてきた主力が移籍。メンバーが大幅に入れ替わった“新生大分”が始動した。

 練習前に約50分のミーティングが開かれ、前日の新体制発表で今季の目標を「9位以上」と明言していた片野坂知宏監督(49)は、選手、スタッフを前に「勝ち点50以上、得点45、失点40」と具体的な数字目標を提示した。20チームで戦うプレミアリーグを参考に算出したという。「これまでと違う20チームの戦い。残留争いも上位争いもある」。大混戦を覚悟し「良い準備をして勝ち点を積み上げて、狙いを合わせてピッチで最大値を出す」と意気込んだ。

 練習後にオンライン会見した指揮官は、初日を振り返り「新加入選手、既存選手がしっかりといい準備をしてくれた。表情も良かった」と感想。雰囲気のいいスタートに安堵と手応えを感じていた。

 また、指揮官は今季の主将に在籍5年目のGK高木駿(31)を指名。「主力を含め既存選手がいなくなった中で高木が適任」と理由を話し「後ろから鼓舞し、存在感を出してくれることを期待。ムードメーカーでもある」。厚い信頼を寄せる守護神にチームの精神的支柱を託した。

 オフに監督からの直電でオファーを受けた高木は「やらせていただきます」と受諾。「今までのチームのいいところは継承しつつ、もっと勢いのある、力強いチームにしていきたい」と抱負を話し「しっかり毎日練習に取り組んでチームを引っ張っていく」と決意を語った。激動のシーズンに挑むチームをピッチ内外で盛り上げていくつもりだ。

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