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鹿島・曽ケ端が引退会見 アシスタントGKコーチ就任で“ジーコイズム”継承

[ 2020年12月28日 05:30 ]

引退会見に臨む曽ケ端(C)KASHIMA ANTLERS
Photo By 共同

 鹿島の元日本代表GK曽ケ端準(41)が27日、オンラインで引退会見を開き、今後はGKのアシスタントコーチとして育成に携わっていくことを明かした。葛藤もあったというが「チームに話をしてからは気持ちがすっきりする方に向かいつつある」と穏やかな表情。鹿島一筋23年のプロ生活を「練習から全身全霊でやったと言える」と振り返った。

 今月に入り、コーチの打診を受けた。移籍して現役を続ける選択肢もあったが「鹿島で終われる幸せや、鹿島で仕事を続けられる幸せの方が凄く大きかった」と決心した。

 定位置争いを繰り広げた元韓国代表GK権純泰(クォンスンテ)には「30代後半で巡り合わなかったらここまで続けることはできなかった」と感謝。U―23日本代表候補GK沖らに未来を託す。「チームを勝たせられる選手を多く育成できれば」。実家の窓越しに選手バスを眺め、幼少期からファンだった地元クラブで、これからもタイトルに貢献し続ける。

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